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「プロ経営者から、人生を賭けて誰かの人生を豊かにする“プロポーションづくりのダイアナ”という世界に惚れ込んだんです」

Dstyle group.代表

株式会社ダイアナ代表取締役会長兼社長
徳田充孝社長インタビュー

プロポーションづくりの総合コンサルティング企業としての株式会社ダイアナ

徳田充孝社長は、数々の企業でプロ経営者としての実績を積んだ後に同社に入社し、純粋MBOを成し遂げたという異例の経歴。

巨額な借金を背負ってまでも、なぜ株式会社ダイアナだったのか。

会社のこと、プライベートのこと、これからのことなど伺ってきました。

Dstyle group.代表

株式会社ダイアナ代表取締役会長兼社長
徳田充孝社長

1967年大阪府生まれ。大手流通グループ会社社長、上場アパレル専務COOを歴任、英国国立ウェールズ大学経営大学院MBAプログラム修了。2009年に株式会社ダイアナへ入社。執行役員、副社長を経て同年中に代表取締役社長就任。現在は一般社団法人日本プロポーション協会理事長、一般社団法人日本ケアビューティー協会理事長、JFA理事やNBC副会長なども兼任。
2024年よりグループ経営に移行し、Dstyle groupの代表となり株式会社ダイアナをはじめグループ会社9社を統括する。

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»株式会社ダイアナ

株式会社ダイアナとは?

補整下着など全身のトータルビューティをサポートするアイテムの販売を手掛け、全国にフランチャイズ店舗を展開。プロポーションづくりの総合コンサルティング企業として、95万人以上(※)の体型データをもとに、顧客一人ひとりに合わせたサイズを展開しフルカップブラジャーのサイズ数は69を誇る。ビッグデータの活用やAIの導入活用などで、更なる成長を目指している。

※2023年12月末現在

プロ経営者から、リスクだらけの純粋MBO*に

新卒で入社した会社で実績を買われて、37歳で社長に就任し、その後も上場アパレル企業をはじめ様々な企業の成長や再建に関わってきました。

現在の株式会社ダイアナには投資ファンドから招聘されて入社したんですけれど、この会社に惚れ込んでしまい、2014年にまさかの純粋MBOを成し遂げました。

*純粋MBOとは、経営陣が経営権を取得し、会社を買収すること

個人的にはプロ経営者とはいえ、たいした資産はなかったので、金融機関からローンで借りました。よく貸してくれましたよね(笑)。

今では考えられないことですが、当時としてもかなり異例のケース。

周りからも、こんなに大きな借金を背負ってリスクしかない、と散々言われました。

数ある企業の中で、なぜ株式会社ダイアナだったのか?

ダイアナは補整下着の会社ですが、自分の体型にコンプレックスがあったり、オシャレにも興味がなかったり、そんな女性たちがダイアナとの出会いによってプロポーションが変わり、自信を取り戻し、どんどん輝いていく。

これまでアパレルなど様々な企業の成長や再建に関わってきましたが、

お客様のコンプレックスの棘を抜いて差し上げ、こんなに人の人生を変える仕事があるのかと。
こんなにお客様を幸せにする仕事があるのかと。

誰かの人生を豊かにする株式会社ダイアナという会社に惚れ込んでしまったんです。
だから、この世界観を壊したくない、維持していきたいと思ったんです。

バブル世代としての使命は?

生成AIの誕生によって、インターネットが普及した時以上の大革命が起こると思っています。

私たちアラ還世代やバブル世代は、プログラムは書けないけれどもお喋りは大好き。

生成AIって結局はお喋りデータの蓄積なので、この世代の得意分野だと思うんですよ。


弊社ではまさに今、生成AIを活用したプログラムをサロンでも導入していて、社員向けに勉強会なども積極的に行っています。

おそらく世界中の企業の中で、こんなにたくさんの中高年女性を対象に生成AIをまじめに研修しているのは弊社くらいじゃないかと(笑)。

でも私たちの世代こそが生成AIの分野を牽引しなければいけないし、かつて経験したバブルのような華やかな世界を再燃させたいですね。

人生100年時代のプライベートは?

「よく働き、よく学び、よく遊ぶ」をスローガンに掲げているんですけれど、その言葉通り仕事はもちろん、プライベートも楽しみたいと思っています。

私の趣味はサーフィンとゴルフ。

ゴルフでいうならば、「スコアはどれくらいですか?」と聞かれた時に、「90前後ですかね」と言いたい(笑)。
大して練習はしていないんだけれども、基本のスコアは90台でたまに80台を出しちゃったりしてね。

私のビジョンでは既にそうなっているはずだったんですけど…。

浪費が得意なバブル世代ですから、働いて稼いで遊んで社会に貢献していく、というのは大切なことかなと。

70歳を超えても自由に豊かに働きたい

経営者にとって大切なのは、これから会社をどうしていくか。
100年続く会社にするために、やりたいことはまだまだたくさんあって、今月だけでも既に新規事業プロジェクトを3つスタートしています。
社員さんには、70歳、75歳になっても楽しく働いてほしいと思いますね。

働き方が多様化する中で、例えば「フランチャイズ」という選択肢もあります。会社員とは違う自由さがありますし、オーナーになれば頑張った分だけ稼げたり、家族経営ができたり、というメリットもある。
どんな立場でもどんな選択でもいいと思うんですけど、年齢を重ねても豊かに働ける。そんな働き方、生き方をする人が増えていくと、もっともっと楽しくなるんじゃないかと思いますね。

撮影/高嶋佳代

文/門司智子

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