「帝国ホテル東京」で
アフタヌーンティーを体験
ホテルのティーラウンジなどでアフタヌーンティーを楽しむ活動、略して“ヌン活”。最近、年代を問わず大人気です。
ご多分にもれず、筆者もヌン活にハマっています!
今回は「帝国ホテル東京」で友人と一緒に楽しんできました。
帝国ホテル東京といえば、かつて「ホテルの御三家」と呼ばれたほど、都内でも有名な格式のある老舗高級ホテル。いつ訪れても老舗ならではの伝統と風格を感じます。
ホテルの正面玄関を入ると、螺旋階段の前に見事なお花が飾られており、訪れるたびに目を楽しませてくれます。
帝国ホテル東京でアフタヌーンティーを楽しめるのは、本館の最上階17階にあるバーラウンジ「インペリアルラウンジ アクア」。
窓から日比谷公園や皇居の緑豊かな素晴らしい景色を眺められることでも有名です。
この日は、あいにくの大雨で景色は楽しめませんでしたが、大きなガラス窓に向かって座るだけでもかなり気分が上がりました。
他のテーブルとの間隔が広く取られているため、プライベート感が保たれ、とても贅沢な雰囲気です。
こちらでは、季節ごとにメニューが変わるアフタヌーンティーを楽しめます。
7月、8月は「サマー フルーツ アフタヌーンティー」が開催されていました。料金は8,855円(サービス料、税込)、時間は2時間制。
テーブルに運ばれてきたスタンドには、なんと涼し気なドライアイスの仕掛けが。
夏空に浮かぶふわふわとした雲をイメージした演出とのことで、一気に暑さが吹き飛ぶようです。
夏に楽しめる国産のフルーツをふんだんに使ったスイーツや、夏らしい爽やかな色合いのセイボリーがところ狭しと並んでいます。
ブルーや黄色、赤、オレンジなど、見た目にも華やかです。
スタンドに並ぶメニューだけかと思いきや、次に運ばれてきたのは「季節のフルーツを使ったグラスデザート」。
目の前で、そのグラスにノンアルコールのスパークリングワインが注がれ、ここでもうっとりとする演出を楽しませてもらいました。
スタンド上段はスイーツ。
・ピーチパイ
・ガトーフィグ
・アプリコット
・しそライムタルト
・ココナッツムース
食べるのがもったいないほど美しいスイーツの数々。
桃、いちじく、あんずなど旬のフルーツを堪能できました。
スタンド中段はセイボリー。
・燻製ホタテのムースに海の幸…貝のエキスのブルージュレ
・紅ズワイ蟹と夏野菜のカクテルサラダ
・ガスパチョと透き通ったトマトの冷製2色スープ
貝類や甲殻類が大好な私。海の幸のブルージュレ、紅ズワイ蟹と夏野菜のカクテルサラダ、どちらも目と舌で楽しみました。
ブルージュレの爽やかなブルーの色は、バタフライピーという植物で色づけされているそうです。
スペイン料理で有名なガスパチョも夏にもってこいの冷製スープ。2層の下は透明なトマトのジュレで見た目も涼しげです。
どのセイボリーもしっかりした存在感を放ち、どれも美味しく、まさに舌鼓を打ってしまいました。ワインにも合いそうなお味です。
スタンド下段は、セイボリーとスコーン類。
・粗挽きソーセージのグリルにパイナップルのサルサ・ヴェルデ~トルティーヤのスタイルで~
・ブリオッシュ シトロン
・プレーンスコーン
下段にもさらにセイボリーが並ぶのは嬉しいですね。
見た目もカラフルに彩られた粗挽きソーセージに、パイナップルを使ったサルサソースをかけていただくメキシカンスタイルは斬新でした。
飲み物は、紅茶類、コーヒー類、ハーブティー類…と種類が多くて、どれを飲もうか迷ってしまうほど。時間内は飲み放題なのがアフタヌーンティの魅力の一つですよね!
私は紅茶、ハーブティー、カプチーノ、デカフェコーヒー…と4杯もいただき、大満足。
ひとつの飲み物を飲み終える頃に、スタッフがさりげないタイミングで「おかわりはいかがですか」と声をかけてくれるので、安心して注文することができました。
威厳を感じられた「帝国ホテル東京」でのヌン活
様々なホテルでアフタヌーンティーをいただいていますが、時に「甘いスイーツ類の分量が多かったなあ」と感じることもありました。
しかし帝国ホテル東京の場合、スイーツとセイボリーの分量のバランスがとても良かったです。
素直に「どれも美味しかった。季節ごとに変わるメニューをまた食べに来たい」と思いました。
また、テーブル席がゆったりと配置されているからか、静かで落ち着いた雰囲気がとても居心地よかったです。
贅沢で優雅な時間を過ごすことができ、まさに老舗ホテルの威厳を感じられるヌン活となりました。
現在9月~10月末までは、毎年人気の「英国フェア」のアフタヌーンティーを開催中。
先日ご崩御された、エリザベス二世女王陛下即位70周年を記念した「ロイヤルウエディングアフタヌーンティー」を楽しめます。
ルージュ世代の皆さんも、普段よりもちょっとオシャレして是非帝国ホテル東京へ足を運んでみませんか?
英国のみならず、全世界で愛されたエリザベス二世女王を偲びながらヌン活をするのはいかがでしょうか。
取材・文/Umi(うみ)
フリーライター。月刊美容誌のライターとして6年間連載担当。韓国語通訳士の経歴も。作編曲家やピアノ奏者としても活動中。YouTube「Umiチャンネル」では流行りのJ-pop、昭和ヒットソングのピアノ伴奏カラオケ音源動画を配信。日々、多くの人に利用されている。インスタではグルメ、音楽、韓国語など好きなものを統一感なく発信中。https://www.instagram.com/umi___333/」