九州・大分市＆別府市
新しい旅の提案
「建築」＆「アート」をめぐる旅
～別府市編～

大分の旅の新提案をご紹介している「建築」＆「アート」をめぐる旅。

大分市編に続き、別府市編です。

※この記事は2022年５月時点での情報です。休業日や営業時間など最新の情報は、各施設・店舗へお問い合わせください。

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別府駅からそぞろ歩き
街で見つけた「アート」な別府

JR別府駅前で出迎えてくれるのは「油屋熊八の像」です。

油屋熊八さんと言えば、「別府観光の生みの親」と呼ばれる方。

小規模だったホテルを（現在の別府亀の井ホテル）を巨大ホテルへと成長させたり、亀の井自動車（現在の亀の井バス）を設立したり、日本初の女性バスガイドによる定期観光バスの運行をスタートさせました。

別府駅前の銅像は、両手を高くあげ、まるでバンザイをしているかのように見えますが、実は天国から舞い降りた瞬間を表しているのだそうです。

マントの後ろには、別府観光の定番・地獄めぐりをイメージさせる小鬼がしがみついています。ちなみに、地獄めぐりは油屋熊八氏のアイデアから生まれたそうです。

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温泉だけじゃなく建物も見応えあり。
地元民に愛される共同浴場「竹瓦温泉」

創設は1879（明治12）年。明治時代から続く別府の市営温泉。現在の建物は1938（昭和13）年に建て替えられ、唐破風造屋根が印象的です。

風情ある佇まいは記念撮影の定番スポットにもなっています。

浴場は半地下式で、男女で泉質が異なるのも特徴のひとつです。

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大分県出身・磯崎新氏による設計
別府のシンボルタワー

別府市の中心部に建つグローバルタワー。別府国際コンベンションセンター（ビーコンプラザ）のシンボルタワーです。

設計は大分県出身の建築家・磯崎新氏によるもので、1995年に竣工。

2本の支柱とそれを支える弧状の柱が印象的なデザインで、高層建築物の少ない別府では一際目立つ存在です。

地上100mにはガラス張りの展望台が設置され、別府市街地はもちろん、別府湾、晴天時には四国まで望めるほど、360度の大パノラマを満喫できます。夜は「日本夜景遺産」にも認定された夜景を望むこともできます。

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新感覚のアートホテル
「GALLERIA MIDOBARU」

2020年12月に開業した「GALLERIA MIDOBARU（ガレリアみどうばる）」。

館内のそこかしこにアート作品が展示され、まるで美術館のようなホテルです。

アーティストたちの作品を宿泊しながら鑑賞できる新しいタイプのアートホテル。

12組のアーティストたちが合計28点ものアート作品を、このホテルのために制作しました。

その中からいくつかアート作品をご紹介していきます。

ロビー・レセプションエリアにある作品。

大巻伸嗣の「Gravity and Grace-ゆだま-」です。

この作品は、別府の歩みを象徴する風景が刻まれた光の彫刻です。

見る時間帯や天気によって光の差し込み方が変わり、見る度にいろんな表情を見せてくれます。

西野壮平「Diorama Map “Beppu”別府温泉世界地図」。

写真のコラージュによってできた作品です。

作者の西野さんが別府に滞在し、100カ所以上の温泉をめぐり、出会った風景や人などを撮影した写真を使っています。

レストランにはこんなユニークな作品も。

島袋道浩作「イワオ」です。

なんと、岩と一緒にテーブルを囲んで食事をします。こちらの作品はホテルの建設の際に地中から出てきた岩を使っているのだとか。

ホテルの客室にもアート作品が展示されています。

また客室には専用の温泉付き。

泉質は硫黄泉の源泉掛け流しとなんとも贅沢な環境。

滞在中は好きな時に好きなだけ、別府湾を眺めながら温泉にゆったりと浸かることができます。

客室は全35室。全室別府湾ビューの絶景が楽しめます。

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