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1泊2泊ファスティングレポ
~at ホテルクアビオ in草津~

後編

〈2日目〉

早起きして温泉へ、朝食と回復食を
朝はすっきりと6時に起床。

早起きできたので、温泉へ。体重計に乗ったら、昨日より800g減少!まったく減らなかった体重が800gも減ったので、素直に嬉しい!
雪景色のピンと張った空気の中、朝の温泉は格別でした。

朝8時、朝のにんじんジュースタイム。部屋まで持って来てもらえます。
にんじんジュース1杯、有機三年番茶を、味わいながらいただきます。

にんじんジュースがおいしくて、またぐいぐいとほぼ一気飲みしてしまいました。
番茶を飲むと体が温まり、胃腸が目覚める感じです。

本来はその後、昼食として10時にレストランで回復食をいただくのですが、私たちはバスの時間の関係で、9時に予約。

レストランの窓から見える庭の雪景色やつららに圧倒されながら朝食。
普段の食事と比較したら粗食なのに、なんて豪華なお食事なんだろうと嬉しく思えるのが不思議。
断食で吸収力が高まっているとのことで、こだわりの食材が並びます。

2日目朝食

朝食
  • 玄米のおかゆ(黒胡麻塩をかけて)
  • 自家製梅干し
  • 野菜の味噌汁
  • 大根おろし(醤油をかけて)
  • 花インゲン豆
  • 有機三年番茶

一口一口味わって食べていたら、いつもは冷えている手足の先まで温まる不思議な感覚がしました。

チェックアウト時に小さめな玄米おにぎり2個(ごまと梅干し入り)と漬物を頂きました。
「50回以上噛んでください。たくさん咀嚼することで唾液の分泌量が増え、消化の手助けをして胃腸の負担を減らしてくれます。ゆっくり噛んで食事をすることで少ない量でも満腹感を得られ、病気や肥満予防につながり、結果美しく健やかに!」というメモとともに。

私たちは、帰りの高速バスのトイレ休憩タイムに、たくさん咀嚼して美味しく頂きました。

ホテルのスタッフに「高齢の母を連れてきたいのですが、高齢者でもファスティングして大丈夫ですか」と聞いたら「普段元気に過ごされている方でしたら、ご高齢の方でも大丈夫です。実は、今日も80歳代の女性がお一人でいらしてますよ。リピーターの方なんです」とのこと!
うわ、すごい!一人で草津にファスティングに来られるような元気な80歳を目指したい、と強く思いました。

ホテルの部屋に置いてあった資料には、
内科医であるDr.Saundra Dalton SmithのTED講演「私たちが疲れている本当の理由と、それに対してどうすればいいか」の中で話された7つの休息について紹介されていました。
とても良い内容で「本当にその通り!」と感銘を受けたので、みなさんにもご紹介します。

1. 身体の休息
身体的休息には、受動的・能動的の2種類があって、受動的な休息は睡眠、能動的な休息は、ヨガ・ストレッチ・マッサージなど。

2. 精神の休息
夜、寝ようとしても、頭の中でいろんな思考から離れることができず、脳をオフにすることが難しい場合には、精神的な休息が必要。
仕事のある日は、2時間ごとに短い休息をとりましょう。

3. 感覚の休息
明るい照明、電子機器系のモニター、オフィスでの会話など複数の会話は、私たちの感覚を疲労させる。
日中に、しばらくそっと目を閉じる、また1日の終わりに電子機器をあえて使わないようにすることで対処できる。意識的に外部からの刺激を遮断することで、過度な刺激によって与えられたダメージをリセットしましょう。

4. 創造性の休息
問題の解決や、新しいアイデアを思いつくのに重要な休息。
自然が織りなす美しさに感動する、芸術を楽しむ時間を持つことで、創造的な休息を得ることができる。ワークスペースを整理整頓し、好きな絵や写真を飾るなどしてインスピレーションを得られるような環境を整えましょう。

5. 感情の休息
人と衝突を避けるため、やりたくないのに「ノー」と言わず、人を喜ばせるだけの疲れる行動をしてしまいがちな人に必要な休息。
自分の気持ちに素直に従い、自分の気持ちを自由に表現し、自分自身でいることを優先して感情の休息を得るようにする。

6. 社会的な休息
自分を元気にする人間関係と、疲れさせる人間関係を区別できないと、社会的な休息不足になる。私たちはミラーニューロン(他人の行動を自分の行動に結びつける神経細胞)を持っていて、他人の感情と同じ感情になりがち。
前向きで自分をサポートしてくれる協力的な人、自分自身の存在を大切に思ってくれる人と時間を過ごすようにしましょう。

7. 魂の休息
「魂」の休息とは、心身を超えたものとのつながり、所属、愛情、受容、目的を保つことができる。
日常生活において、祈り、瞑想、コミュニティ活動など、自分より大きな何かに取り組みましょう。
最後に、クオビオは8つ目の休息として「消化機能の休息」を付け加えました。

8. 消化機能の休息
Dr.Saundra Dalton SmithのTED講演では“7つの休息”がプレゼンされていましたが、クオビオでは8つ目として“消化機能の休息”を追加したいと思います。
消化機能の休息:身体に優しいファスティング法で消化機能を休ませてあげましょう。

睡眠とは、7つある休息(クオビオでは8つ)のうちの1つであり、他の休息もとれていなければ疲れを取ることができないそうです。

みなさんはどの休息タイプが不足していますか?不足しているタイプの休息を取ることに少し意識を向けてみてください。

クアビオOKAMIのnoteを読んで、8つすべての休息をバランスよく取れる日常を目指すことは、これから私たちが人生100年時代を元気にイキイキと過ごすために不可欠なのではないかと思わされたファスティング旅行となりました。

このファスティング体験をしたことで「私も1食を飲み物だけで過ごすことができた!」という自信につながり、ダイエットを本格的に始めるきっかけになりました。

ファスティングの日から約3週間が経った現在、数日に1回16時間ファスティング(1日の中で食事をとらない時間を16時間連続で作る)も取り入れながら、ファスティング直前の体重より、約2kg減!
さらに「今年2022年は自分の理想の体重に戻そう!」と新たな目標をたてました。

そのためにはできれば、あと2kg減量したい!
そうしたら、夏には好きな洋服を着られるかも!とワクワクしてきました。
ファスティングを体験することで、ダイエットを継続する力を頂いたことは間違いないようです。

またファスティングをきっかけに、カフェインをとらなくなりました。
ついでにアルコールも毎日ワイン1杯くらい飲んでいた私ですが、週に1回飲むか飲まないかの生活に変えました。
これがかなり大きな副産物を与えてくれており、カフェイン・アルコールをとらないことで睡眠の質が向上、早寝早起きが定着しました。

一番自分でもびっくりしているのは、以前に比べ、日中元気で前向きになったことです。目に見えないことですが実感しています。

たった1泊のファスティングでしたが、勇気を出して行ってみて本当によかったです。今度はまた違うプラン、違う季節に訪れてみたいです。

このホテルではさまざまな日程のプランが用意されているので、詳しくはHPをご覧ください。

〈都内からのアクセス〉

  • 上越新幹線で高崎→JR特急草津号で長野原草津口→JRバスで草津バスターミナル。所要時間:約3時間強。※ホテルの送迎あり
  • 新宿バスタ=草津バスターミナルの高速バス。所要時間:約4時間

取材・文/Umi(うみ)

フリーライター。月刊美容誌のライターとして連載を6年担当。作編曲家やピアノ奏者という顔も持つ。YouTube「Umiチャンネル」では流行りのJ-pop、昭和ヒットソングのピアノ伴奏カラオケ音源動画を配信。配信した動画は延べ1,100人以上の方(ご連絡をいただいた方だけで)に利用されている。現在「弾き語りピアノレッスン」開始に向けて準備中。

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