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一般参加者が輝ける

コンテスト

『花道セレクション』

第2回決勝大会を取材してきました!

約100人の一般参加者が参加するコンテスト『花道セレクション』の決勝大会が、2021年12月5日、東京・神田明神ホールにて開催されました。

大会は今回で2回目。メインコンテストの対象はプロモデル以外の女性で、関東予選や関西予選を経て決勝大会への出場となります。
キッズから20代、30代、40代、50代、クラシック部門(60代以上)と年代別のほか、特別部門では和服、フリーウォーク、障がい者、メンズ、グループ、パートナーと多岐にわたる部門が設けられており、メンズ、グループ、パートナー部門では男性の参加も可能です。

審査基準は見た目ではなく、「スピーチ力」「存在感」「影響力」。
メインコンテストのグランプリには、賞金100万円がプレゼントされ、マレーシアの観光大使や各企業のアンバサダー就任など、多くの活躍の場が与えられます。

こちらは第1回目グランプリの石谷さん

そのメインコンテストのクラシック部門ファイナリストに残った素敵な60代の女性2名、秋山由美子さん(66歳)と柴田純子さん(60歳)にお話を伺いました。

「夫の繊維事業を世界に伝えたい」

秋山由美子さんはしっとりとした和服姿で参加。ご主人が、日本橋で100年以上続く繊維問屋を受け継いでおり、日本の伝統文化を世界へ伝えたいと思ったことが参加のきっかけだそうです。
39歳で結婚、それと同時に相性が決して良かったとはいえないご自身のご両親と同居しました。葛藤がありながらも8年の介護生活を経て、徐々に愛情も感じながら両親を看取りました。
その間のご主人の協力が本当にありがたかったそうで、「今度は私が主人を助ける番、繊維事業を世界に伝える手伝いをしたい、恩返しをしたいと思いました」。

秋山さんの美と健康の秘訣は、かかりつけの整形外科からリハビリを兼ねて教えてもらう体操を日々実行すること。また映画やドラマを見て、自分が過去に体験したことを思い出しながらワクワクキュンキュンすることだそうです。
確執のあった親子関係だったものの、8年にわたる介護生活を経て感じたこと、経験したことをブログに書いて発信することや、長年研究してきた四柱推命、手相見などを通して、人に喜んでもらえることも心の張りや生きがいに繋がっていると言います。

「思えばたくさんのことを経験した人生だったけれど、今が一番穏やかな日々で幸せ」と話す秋山さん。これからも、ご主人と一緒に日本の文化を世界に伝えるべく、精力的に活動していきたいと考えています。

「自分を幸せにすることで他者も幸せにしたい」

真っ赤なドレスが印象的な柴田純子さんは、開口一番「振り返れば人生いろいろありました」とにっこり。
幼少時に父親の事業失敗、両親の離婚、早くから一人暮らし…などを経験、波乱万丈の人生だったそうです。結婚後は子育てと仕事を両立。気がつくと、職場、スーパー、自宅3カ所のみを行き来するだけの慌ただしい日々を過ごした時期もあったそう。

そんな時、あるイベントへの参加をきっかけに「こんなに楽しい世界があったんだ!」と新しい発見をします。そこから読者モデルやブロガーなど、自ら積極的に楽しみを見つけて参加。
その経験を通して、同世代の女性にも勇気を出して一歩踏み出してみたら、世の中には楽しいことがたくさんあることを知ってほしい、と感じるようになりました。
日々最も大切にしているのは「常に自分をハッピーにする」こと。自分が幸せな気分でいられるからこそ、他の人にも幸せを分け与えられる、と考えているそうです。

ここ7年でフルマラソンを5回完走、そのうち参加権の倍率が高いと聞く東京マラソンにも1回参加できたことはとても良い思い出だそうです。これからも心も体も元気に保ち、いくつになっても様々なことに挑戦し、「今が一番楽しい」と周囲の人に伝えていくことが目標だそうです。

「73歳からがやっと自分のための人生」

もう一人素敵な女性を紹介します。
2020年に行われた第1回『花道セレクション』メインコンテストグランプリに輝いた石谷千枝さん。
現在74歳の石谷さんは、結婚、海外での出産・子育てを経て、帰国後は親の介護、自身の乳がんなどを経験。さらに最愛の両親を亡くし、気がついたら70歳を過ぎていたそうです。
やっと自分のことができる、と思い、日々誰かのために頑張っている人が評価されるという『花道セレクション』の大会趣旨に賛同して、参加を決意。

ヨーロッパ在住10年の経験と乳がん克服の体験を生かして、今後は健康の喜び、勇気・希望を持つ大切さを伝え続けたいとのことです。
まだインターネットやSNSもなく情報が得づらい時代に、何もかも手探りの中で出産、子育てを経験したオランダ生活、また49歳の時に発症した乳がんを、術後の再発の恐怖感を味わいながらも克服できたこと…それらの経験が今の前向きな自分につながっているといいます。病気の経験により、今の健康のありがたみを強く感じているそうです。

今年、結婚50周年を記念して夫婦で結婚生活スタートの地・オランダに行くことを楽しみにしていた矢先の去年9月、ご主人を病気で亡くされました。まだ悲しみから完全に立ち直ってはいませんが、現在の楽しみは、フラダンスや水泳で体を動かすこと、5人のお孫さんの成長を見守ること。また、ソープ、ベジタブル、フルーツカービングの認定講師として、パーティーなどで作品を披露。みなさんに喜んでいただけることに幸せを感じているそうで、これからも広めていきたいと思っているとのことです。

日々食生活に気をつけるのは当然ながらも、やりたいことをやることが一番の健康の秘訣だそう。

夢は「美、健康、経済」をキーワードに、たくさんのお友達と楽しい場所を作る、ハワイに行ってフラダンスを習う、健康を維持して施設に入らずに船旅をする…と尽きません!今後も目の前のことに全力で取り組んでいきたいそうです。

次回『花道セレクション』について

次回の第3回『花道セレクション』は、2022年12月4日に開催決定!
詳細はHPの応募要項をご確認ください。

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